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川添裕『見世物探偵が行く』(晶文社) 発売中!


晶文社から2003年10月30日に刊行となりました(奥付は11月10日)。下記に目次、紹介等を掲載しています。
●十数紙誌で書評紹介をいただきました。

 

『見世物探偵が行く』のカバー  四六判、総272頁(本文256頁+カラー口絵16頁、図版109点) 装丁=南伸坊 ISBN4-7949-6592-3
 晶文社刊 定価本体2,400円  Amazonへ

 江戸の見世物から東アジアへ、そして多文化交流の大衆文化史へ!
 見世物をキーワードに、現代のフィールドから江戸の庶民社会、東アジアの「交流文化圏」まで、芸能娯楽と
 表現文化のダイナミズムを追いかけた文化史往還の記。ベトナム水上人形や徳川吉宗のゾウから東アジア世界
 のつながりを再認識し、古舘伊知郎の実況中継から口上の伝統を考え、東京タワーから塔をめぐる東西の娯楽
 文化を比較する。他に中国雑技、猛獣のメディア論、貝細工のネットワーク、島巡りの想像力など、全17章。

 

  


[目次]

1 中国雑技への旅……………… 9

2 菊人形の秋……………… 25

3 象たちとの旅路……………… 39

4 ベトナム水上人形……………… 55

5 古今無双の力持……………… 70

6 曲馬は異国の風にのって……………… 85

7 伊勢の夕映え……………… 100

8 水芸の流れに……………… 114

9 口上は面白い……………… 128

10 つくりものは永遠に……………… 141

11 サーカスと天翔るひとびと……………… 154

12 絶景かな、絶景かな……………… 167

13 川を歩く……………… 182

14 貝細工のネットワーク……………… 196

15 大道芸の地平……………… 210

16 猛獣への視線……………… 225

17 島巡りの想像力……………… 239

あとがき

 


[本書、帯の紹介文より]  異国、異次元を横断する「見世物」の文化誌
中国雑技の曲芸に軽業、歌舞伎の大仕掛け、カザフスタンのベリーダンス、「滝の白糸」の水芸、ベトナムの水上人形、古舘伊知郎の口上話芸……。古今東西、過去から現在、記憶や記録をたどり、見世物探偵が訪ね歩く、妙芸至芸の数々。見世物を通し重層的に往還する、文化史再編成の試み。 (文化誌・芸能 晶文社)