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歌舞伎の本から


このサイトの運営者が企画、編集、執筆した歌舞伎の本を紹介します。

青幻舎より『江戸の大衆芸能―歌舞伎・見世物・落語』 発売中!

『江戸の大衆芸能』表紙   


大いなる小屋−江戸歌舞伎の祝祭空間  2012年5月、服部先生との対談及び川添の解説を加え、講談社学術文庫で再刊!
(平凡社ライブラリー42)
服部幸雄=著
平凡社刊
本体価格1359円
HL判 420頁 1994.3
ISBN4-582-76042-2 C0374 NDC分類番号774

近世都市にあって大衆の願望が創りだした偉大な祝祭空間=芝居小屋。看板・櫓・鼠木戸・桟敷・橋・幕・役者の紋など、芝居小屋の世界を構成するさまざまな「もの」や「こと」の意味を読み解き、江戸の都市民衆と民俗的伝統が作り上げた歌舞伎の宇宙を描きだす。図版多数、事項索引付き。解説=如月小春。(元版は、1986年に刊行)


さかさまの幽霊−<視>の江戸文化論
(イメージ・リーディング叢書)
服部幸雄=著
平凡社刊
定価:本体2,233円
A5判 290頁 1989.10
ISBN4-582-28464-7 NDC分類番号774

さかさまの幽霊、和合神の図像、両国広小路の見世物など、江戸の辺界に満ち満ちる挑発的なイメージを読み解く。視覚に突き動かされた江戸文化の本質に迫った意欲的な書。


江戸歌舞伎の美意識
服部幸雄=著
平凡社刊
定価:本体2,718円
四六判 344頁 1996.3
ISBN4-582-26023-3  NDC分類番号774

助六の「意気地」と「張り」、とめどない変身への欲求、豪華このうえない飾り、「通」の観客たち。江戸歌舞伎を支え、成り立たせた心性とはどのようなものだったのか。その本質に鋭く迫る。


四谷怪談は面白い
横山泰子=著
平凡社刊
定価:本体2,200円
四六判 288頁 1997.4
*第24回日本古典文学会賞
この本を含む1997年の著者の仕事に対して与えられました。
ISBN4-582-82904-X NDC分類番号912


この物語はなぜ多くの人に親しまれてきたのか。鶴屋南北の原典から、歌舞伎の名演、アングラ演劇の解釈、小説、映画、マンガまで、数々の具体例から四谷怪談の魅力に迫る。

近松の世界
信多純一=著
平凡社刊
定価:本体8,544円
A5判 568頁 1991.7
*第14回角川源義賞
ISBN4-582-26021-7 C0093 NDC分類番号912

近松研究の第一人者として知られる著者の主要全論考をはじめて集成。30有余年の研究をまとめた待望の大著。巻末には廣末保氏との対談も収録し、戦後を中心とした研究史をも概観する。


吉良の首−忠臣蔵とイマジネーション
(叢書演劇と見世物の文化史)
今尾哲也=著
平凡社刊
品切れ(旧定価は税別2,200円)
A5変型判 1987.11
ISBN4-582-26018-7 C0374 NDC分類番号912

『忠臣蔵』はいかにして形成されたのか。事件からさまざまな風説へ、そして物語から舞台へ。江戸人のイマジネーションが物語をつくりだしていく過程を、「吉良の首」「不義士」「太平記」を鍵にして語る。


村芝居−近世文化史の裾野から
(叢書演劇と見世物の文化史)
守屋毅=著
平凡社刊
品切れ(旧定価は税別2,600円)
A5変型判 1988.7
ISBN4-582-26016-0 NDC分類番号779

化粧した百姓たちが贅を尽して恍惚感に浸った村芝居と、それを演じたさすらいの旅役者たち。民衆社会の裾野から起こった近世文化の変動を、鮮かに描きだす。著者二十年来の労作。旅役者の聞書も収録。


※表示の定価はすべて1998年8月現在の本体価格で、別途、消費税が加算されます。また、定価は変更になる場合があります。
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